※下記記事は旧ブログ「ボリーKのSBG株で幸せになる!」2019年11月30日投稿「日本のものづくりに浸透するマイクロソフトAzure」のリライト記事です。
こんにちは。
ボリーKです。
今週本業の関係で「IIFES2019 オートメーションと計測の先端技術総合展」に行ってきました。
その中で我らが「Microsoft Azure」のブースがありましたので、株主としてちょっと勉強してきました。
Microsoft Azureとは
米マイクロソフト(Microsoft)社によるクラウドサービスで、利用者が自らのシステムを運用するためのIaaS(Infrastructure as a Service)やPaaS(Platform as a Service)を中心とする各種の業務用サービスをまとめたもの。10以上の分野で100以上のサービスを提供している。引用:IT用語辞典 e-Words
簡単に言えばマイクロソフトのクラウドサービスのことで、競合はAmazonのAWS(Amazon Web Services)になります。
市場シェアは、7月にMicrosoft AzureがAWSを逆転し、首位に立ったとのニュースがありましたが、これはAWSにないSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)も含めてのため、適切ではないそうです。
いずれにせよ、前年比+64%の成長を見せマイクロソフトの業績好調の原動力になっています。
10月末も米国防総省のJoint Enterprise Defense Infrastructure(JEDI、防衛基盤統合事業)クラウドの入札競争でマイクロソフトが勝ち取りました。
10年間で最大100億ドル=1.1兆円になる模様です。
ものすごい額ですね!
※2020年2月米連邦地裁は上記のJEDIプロジェクトについて、一時差しどめ命令をだしました。これはマイクロソフトへの受注がトランプ大統領の圧力が影響があったとアマゾンが訴えていたためです。
ボリーKの会社でも昨年よりoffice365を使用しており、なじみがある方も多いと思います。
またクラウドと対になるものでオンプレミスというものがあります。
オンプレミスは従来型の自社の中で情報システムを保有し、自社内の設備で運用するものになります。
オンプレミスとクラウドの比較図
オンプレミス | クラウド | |
---|---|---|
初期費用 | 高価 | 安価 |
月額費用 | 固定費 | 変動費 |
利用開始可能日 | 設備導入後 | 申し込み・決済後すぐ |
カスタマイズ | 自由 | 制限あり |
自社の他のシステムとの連携と運営 | 行いやすい | 制限あり |
自社からサーバーへの接続スピード | 高速 | 条件次第 |
情報セキュリティ | 情報源の特定容易 | 災害に強い |
障害対応の復旧時間 | 時間はかかるが障害内容が明確 | 短時間だが障害内容が不明瞭 |
災害復旧(Disaster Recovery) | 対策困難 | 比較的容易 |
冗長化(二重化) | 高費用化 | 容易 |
※引用:カゴヤのサーバー研究室「Microsoft Azure」はこの各企業のオンプレミスをクラウド化することでシェアを伸ばしています。
日本のものづくり企業にどのように「Microsoft Azure」が浸透しているのか?
採用事例1:コマツ
建設機械市場で世界2位の売上規模を持つコマツですが、元々工場の設備の稼働状況を収集できるスマート工場基盤「KOM-MICS」を構築しておりましたが、協力会社や海外生産拠点への展開がオンプレミスではリソースの増強が難しいとの課題がありました。
これをMicrosoft Azureに上で稼働させることで、タイや中国の海外会場への展開ができるようになり、生産効率が25%も向上したとのことです。
採用事例2:ブリヂストン
世界最大のタイヤ会社/ゴム会社として知られるブリヂストンは、タイヤのトラブルをいち早く検出し車両管理者に直接アラートを上げるソリューション「Tirematics」を開発しました。こちらも現在Microsoft Azureによってクラウド化して提供されています。オンプレミスのデータベースではグローバル展開に伴うデータ増への対応は難しいと判断されたからです。Tirematicsは20カ国で展開され、約7,000台の車両のタイヤをモニタリングしています。
まとめ
上記の例のように、元々の自社内での運用技術「OT」を情報技術「IT」との融合によって効率化ができ、今まで出来なかった規模への運用がクラウド可能になります。
またMicrosoft Azureは、AIプラットフォームを持ち、画像認識、音声認識、データ予測から学習したモデルを判断し、短期間で熟練工並みの能力を持つことも可能です。
今後、人手不足が進む製造業の分野で、更なる成長が非常に期待できそうです。
すごいぜっ!Microsoft Azure!!
マイクロソフトはまだまだ伸びるわ!!(願望)
※豆知識:展示会とかの立ち仕事の場合は、足裏に湿布貼っておくといいよ♪
※市場が下がってても上がり続けるマイクロソフトが大好きな方は応援のクリックをお願いします

にほんブログ村